吉井久美子の第一回発明家インタビュー
一般社団法人ブレストフォト協会 代表理事 石原明代様
リビングアイデアラボラトリー
~世の中を幸せにする発明はリビングから始まる~
の記念すべきお一人目のインタビューを
ホテルグランヴィア大阪19階のラウンジにて
素晴らしいお話を聞かせていただきました!
私自身、発明をしていても
なかなか女性で発明家の方とお話しさせていただく機会がなかったので、
いざ前日になるとドキドキ・ワクワクでした。
さて、
どのようなきっかけで特許取得(発明)に至ったのか、
お聞きしてお話を書いていきたいと思います。
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私
「まずは起業されたきっかけを教えてください」
石原代表
「私は一人一起業という考え方の家で育ちました。
なので起業することは自然な流れで
23歳の時に父の会社の一つの事業部として
イベント会社をスタートしました。」
私
「荷物増えても安心チャーム リリチャ
の開発についてお話を聞かせてください。
どのようなきっかけで作ることになりましたか?」
石原代表
「実は大学時代の友人がガンになり、
友人に勧められて受診をしました。
その時、私も乳がんであることがわかったんです。
その時、誰に相談したらいいのかわからず
本当に悩みました。
その時から起業した
イベント屋さんをしながら治療をする生活が始まりました。
一年間にも及ぶ
抗がん剤と分子標的薬の治療で血管はボロボロに。
またリンパ浮腫のため片腕がパンパンになりました。
重たい荷物を持つと
もっと腫れてしまうので、片手で荷物を持てるものを・・・
治療を受けている中で、こんなものがあったら・・・
と作り始めたことがきっかけでした。」
免疫が落ちていたので
家の中でできる作業はちょうどいい時期だった
と社長は仰います。
その頃に作られたものが
荷物増えても安心チャーム リリチャ
の開発のもとになったそうです。
私
「リリチャは特許を申請され特許登録されていますが、
すべてご自身で考えられたのですか?」
石原代表
「はい。
とにかく初めは自分のために試行錯誤しながら作りました。
肩に当たる滑り止めの部分も
初めは一重でしたが滑るので二重にし、
滑り止めを付けたら思わぬ効果があり滑らなくなり
色々と試している間にできました。
杖をついていてもずり落ちないし、
病院に行くときにキャリーバックを持つときにも
荷物が落ちないようになりました。
そのことが結果、
シニアの方が重い荷物を持たれるときに使えたり、
小さなお子さんのいる方の両手がふさがらないので
お子さんの手を引いてあげることが
できるようになったりという効果につながりました。
特許を申請するにあたり
弁理士の先生にご相談することはありましたが、
文章も図面なんてフリーハンドで書いたものなんですよ!
それでも特許は通るんです。」
と笑いながら語る石原代表
本当にすごい方です!
私
「リリチャという商品の名前の由来は何ですか?」
石原社長
「商品名は英語の「リリーフ」(安心)と
「チャーム」(お守り)を組み合わせました。
なるほど・・・♬
私
「発明をしている間に何か困ったことは無かったですか?」
石原代表
「発明をしている間はたいして困ることはありませんでした。
でも本当に困ったのは実際にモノづくりを始めてからなんです。
さて、いったいこれをだれが作ってくれるのか・・・
から始まるわけです。
金具一つ作るのに3軒回りました。
それも女性が持つものですから
工場のおじさんたちが
“こんな風にしてみたよ!”なんて
気づかいというか
そのような視点は無いわけですから
足を運び何度も説明をするしかないわけです。
テープ一つ取引するだけで
40件くらい電話を掛けましたよ(笑)」
商品づくりの間に
加重テストをしたお話や改良したことなど
経験された興味深いお話が続きます。
私
「さて、これから新たな発明や取り組みをされる予定はありますか?」
石原代表
「内容はまだ言えないですが実はもう申請に向けて動いています。」
と仰る石原代表。すごいバイタリティです。
しかし、無理はできないので
体調を考慮しながら日々活動をされているとお聞きして、
本当に頭が下がる思いです。
私
「さて、最後に
ブレストフォト協会について教えていただいてもいいですか?」
石原代表
「一般社団法人ブレストフォト協会は
がん患者の方の心のサポートを行う協会です。
立ち上げるきっかけになったのは
私自身、色々な情報を見て怖くなり手術をしたくなかった。
しかし周りの人に説得されて手術を決意。
手術を受けるまでに胸を布で隠し
一回記録写真を撮ってみたんです。
すると不思議と気分よく手術台に上がることができました。
術後お医者様にその話をしたところ、
手術をされた方たちが後から、
体の一部を失ったことを辛く感じ
心療内科などに通われることが多いということを聞きました。
そこでがん患者の方の心の支えになれればと思い、
スタジオでプロのカメラマンによる撮影ができる
この協会を治療をしながら創立しました。」
そう仰る石原代表は
経験したことを惜しみなくお話をしてくださいます。
ぜひ一人で悩まずに
相談や心配事を相談されてみられてはいかがでしょうか
ブレストフォト協会の提供しているサービス
- 無料電話相談(がん経験者があなたの心の波が静まるようにお話を伺います)
- 医療帽子ハート♡リレー(医療用帽子を引き継ぐ物心両面のサポートサイクル)
- 患者サロン(無料)
最後に
色々なことを乗り越えながら
歩みを止めず進み続けておられる
石原代表にお話を聞かせていただきながら、
私自身、これからも
物づくりを通して社会貢献していきたいという
決意を再認識させていただきました。
発明に至る経緯は違えど、
想いとあきらめない心
が特許取得に至る大きな要因であったと感じました。
今回の記事には書いていませんが、
一緒にお話をしていてこれ特許ものですね!
なんていうコラボのモノづくりのお話も出たりして(笑)
もっともっと
お話をしていたい
ワクワクする素敵な時間でした。
そしてナント!石原代表にも
~世の中を幸せにする発明はリビングから始まる~
「リビングアイデアラボラトリー」
リビラボのメンバーになっていただきました!!
今日からあなたも発明家になれるかも♬
そして身近なところから一緒に社会貢献をしていきましょう!
ワイワイ女性が集まり
こんなのあったらいいよね~っを話しています。
ぜひお気軽に
無料オンラインサロンの仲間になってください♪
ヒラメキを大切に
活動しているオンラインサロン
リビングアイデアラボラトリー
略して
リビラボ
ぜひ一緒に活動しましょう!!
プロフィール
-
様々な機能を持たせた材料を作る開発会社(有)環境科学研究所代表取締役を務める。
昔ながらの製法で石けんやオーガニックオイルをブレンドした美容オイルなどお肌と心にやさしいスキンケアブランドKumiStyle.をプロデュースしています。人気商品は「石鹸物語」シリーズ。
教科書には書いていない発想でモノづくりをする事から付いたニックネームは発明家くみこさん。
化学は苦手だったにも関わらず国内外の特許を取得。そのほか暮らしや子育ての中から「あったらいいな~」の発想で様々なプロデュースと商品開発をする。
PTAや地域貢献活動をし、不登校だった子供に寄り添い、一緒に道を探してきた経験を必要な方にお伝えしていく活動もしていきたいと思います。